第7回 公開講演会
サン=ジュストの「祖国」を求めて
―フランス革命 「逆説としての祖国」―
講 師 : 大野英二郎
(フェリス女学院大学 国際交流学部教授)
日 時 : 2005年12月10日(土) pm2:30〜4:30
会 場 : 岩波セミナールーム
東京都千代田区神田神保町2-1 岩波ホール裏
神保町交差点側 岩波アネックスビル 3F
営団地下鉄半蔵門線、 都営地下鉄新宿線・三田線
神保町駅(A6出口 1分)
会 費 : 500円 (どなたでもご参加いただけます)
主 催 : サン=ジュスト研究会/ユニ・カレッジ
サン=ジュストの祖国はどこにあったのか。
1789年の『オルガン』で国王を風刺した
サン=ジュストには、まだ素朴で伝統的な
愛国心があった。しかし革命が始まり、その
理想と現実のはざまで「事物の力」に突き
動かされるなかで、その祖国像は「平等な者
の理想郷」から「すべての敵を排除した国」
へ、さらには政治を超えた理想の「博愛に
よって結ばれた共同体」へと揺れ動く。
その間、わずか5年。自分の居場所を求め
つづけたサン=ジュストは、ついに理想の
祖国をみつけられなかったのか。
これまでの公開講演会
第1回 サン=ジュストとフランス革命
講師:遅塚忠躬 1999年9月11日
第2回 サン=ジュスト神話の形成
講師:安部住雄 2000年12月2日
第3回 「死の大天使」サン=ジュスト ―フランス革命期の青年像―
講師:山崎耕一 2001年12月1日
第4回 フランス革命期の女性たち ―サン=ジュストとその時代―
講師:安達正勝 2002年12月7日
第5回 革命から和解へ カンバセレス回想録刊行によせて ―サン=ジュストの時代とその後―
講師:横山謙一 2003年12月13日
第6回 フランス革命第三世代の思想と行動 ―サン=ジュスト『共和国制度論』再読―
講師:瓜生洋一 2004年12月4日
第7回 サン=ジュストの「祖国」を求めて ―フランス革命「逆説としての祖国」―
講師:大野英二郎 2005年12月10日